秋田男児殺害事件について考察す。 [読書感想文]
秋田男児殺害事件。
ワイドショーも久しぶりに色めき立っちゃう事件なのだ。
1つの要因として鈴香容疑者が逮捕前にメディアに露出しまくったの大きいだろう。
まぁ、何はともあれこの鈴香容疑者について思いをめぐらせて見る
いじめられた過去。結婚→出産→離婚。借金。自己破産。生活保護。
これだけを取り上げてみると不幸のマーチが流れてきそう
鈴香容疑者にとって彩香ちゃんってどんな存在だったんだろうか?
私が思うのは自分に課せられた課題のような・・・
煩わしくて面倒くさいけど、こなさなくてはいけない課題。
表面上だけでも、きちんとこなせば他者から評価される課題。
しかもこの課題に関しては「いついつまでに提出して終わり」といったような期日もない期間無期限の途方もない課題なのだ。
う~む。投げ出したくなる気持ちも分かってしまう私も、鈴香予備軍かなぁ・・・
閉鎖的な社会でもがけばもがくほど深みにはまるような・・・
近所の人の立ち話を見るのもきっと鈴香容疑者には苦痛だったのではないだろうか?
そのイラダチを子供や携帯電話に向けたりしたのではないだろうか?
水の事故で亡くなったとされる彩香ちゃんに対してのコメントをみるかぎり
自分自身の落ち度については言及していないように感じた。
彼女の心の闇
ぽっかりと空いてしまったのは彩佳ちゃんのスペースなのであろうか?
それとも、ますます近所から浮き上がってしまったことによる疎外感なのであろうか・・・
そして豪憲くんを殺害することでそのスペースはふさがったのであろうか?
彼女の心の闇は彼女自身にも見えていないのかもしれない。